初値売却が無難なのか、検証してみました
当サイトでも「初値売却が無難」と伝えてきましたが、本当にそうなのかな?
自信を持ってオススメできるように、調べてみることにしました。
独自リサーチして、改めて「初値売却が無難」だと感じました。
初値がついた日の、「初値」「高値」「終値」の株価を比べてみました。
また、上場日の「1か月後株価」も記録していきます。
・・・初値 =
高値 (初値が、高値と同じ)
・・・初値 > 終値 (初値が、終値よりも高い)
・・・初値 < 終値 (初値が、終値よりも低い)
・・・初値 =
安値 (初値が、安値と同じ)
2021年のIPOで、初値売却が無難なのか検証
2021年のIPO、2月・3月に上場した銘柄で検証してみました。
(初値 = 高値) | 0社/20社 |
(初値 = 安値) | 0社//20社 |
---|---|---|---|
(初値 > 終値) | 15社//20社 |
(1ヶ月後、初値より高い) |
6社//20社 |
(初値 < 終値) | 5社//20社 |
(1ヶ月後、初値より低い) | 14//20社 |
上場日 (注目度) |
銘柄 | 初値 | 高値 | 終値 | 初値売却の結果 | 1ヶ月後 |
---|---|---|---|---|---|---|
安値 | ||||||
2/5 B |
QDレーザ | 797 | 828 | 770 | 1,325円 |
|
770 | ||||||
2/10 B |
アールプランナー | 5,000 | 6,000 | 4,535 | 2,835円 |
|
4,500 | ||||||
2/18 B |
アクシージア | 2,051 | 2,440 | 2,300 | 1,501円 |
|
2,027 | ||||||
2/19 B |
WACUL | 4,645 | 4,780 | 4,495 | 2,860円 |
|
4,020 | ||||||
2/25 B |
アピリッツ | 5,600 | 6,600 | 6,600 | 4,740円 |
|
5,080 | ||||||
2/26 C |
室町ケミカル | 1,424 | 1,624 | 1,462 | 1,433円 |
|
1,368 | ||||||
2/26 B |
coly | 8,450 | 9,890 | 8,140 | 5,680円 |
|
7,400 | ||||||
3/16 C |
ウイングアーク1st | 2,000 | 2,046 | 1,980 | 2,406円 |
|
1,890 | ||||||
3/16 C |
ヒューマンクリエイションHD | 3,505 | 3,530 | 2,821 | 2,599円 |
|
2,821 | ||||||
3/18 B |
i-plug | 6,000 | 6,370 | 6,070 | 4,805円 |
|
5,520 | ||||||
3/19 B |
T.S.I | 4,000 | 4,035 | 3,420 | 2,455円 |
|
3,375 | ||||||
3/19 B |
ココナラ | 2,300 | 2,647 | 2,599 | 2,232円 |
|
2,188 | ||||||
3/24 B |
シキノハイテック | 1,221 | 1,430 | 1,199 | 2,190円 |
|
1,050 | ||||||
3/24 B |
Sharing Innovations | 4,650 | 4,990 | 3,950 | 3,095円 |
|
3,950 | ||||||
3/25 A |
ベビーカレンダー | 9,400 | 10,700 | 8,250 | 9,740円 |
|
8,000 | ||||||
3/25 A |
ジーネクスト | 2,851 | 3,145 | 2,600 | 2,020円 |
|
2,547 | ||||||
3/26 B |
イー・ロジット | 1,995 | 2,075 | 1,767 | 1,790円 |
|
1,767 | ||||||
3/26 B |
ブロードマインド | 1,566 | 1,628 | 1,304 | 1,020円 |
|
1,263 | ||||||
3/30 B |
スパイダープラス | 1,722 | 1,825 | 1,685 | 1,981円 |
|
1,560 | ||||||
3/30 A |
Appier GP | 2,030 | 2,198 | 1,900 | 1,911円 |
|
1,740 |
2021年のIPO2か月分の検証結果ですが、「初値売却が無難」といえますね。
上場日の終値が初値より高くなる(△)こともありますが、初値が安値(×)になることはありませんでした。
2016年のIPOは、すべての銘柄を検証しました
(初値 = 高値) | 1社/83社 |
(初値 = 安値) | 6社/83社 |
---|---|---|---|
(初値 > 終値) | 53社/83社 |
(1ヶ月後、初値より高い) |
23社/83社 |
(初値 < 終値) | 23社/83社 |
(1ヶ月後、初値より低い) | 60/83社 |
2016年のIPOは、初値が終値よりも高い「 」が、全体の63.9%を占めています。
終値が初値よりも高い「」は、全体の27.7%となっています。
また約1ヶ月後の株価は、下がっている銘柄が多いです。(全体の72.2%)
【結果】初値売却が無難!
上記の検証結果から、やはり初値売却が無難でしょう。
上場後の高値売却を狙うのは、至難の業です。
株初心者はとくに、「初値売却」すればリスクは避けられるかと思います。
次のページでも詳しく書いてますが…
私はIPO初当選した銘柄を、リサーチ付属で初値売却しませんでした。
初値で売却していれば+3,100円だったのですが、私は+2,500円の利益で落ち着きました。笑
参考:姉妹サイトでもIPOの株価推移がわかる!
わたしも実際に調べてみましたが、姉妹サイト「庶民のIPO」でもIPOのその後の株価がわかります。
2017年のIPOから見ることができますので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
上場したIPOの株価の推移「庶民のIPO」
- 【株ママ流】IPOまとめ
- SMBC日興証券の補欠当選
- 初値売却が無難なのか検証
- IPOでの失敗から学ぶ
- IPOと株主優待
- 【番外編】REITのIPO
* 参考記事 *
・IPO当選を目指すのにオススメな証券会社
・ 管理人のIPO当選実績
←前へSMBC日興証券の補欠当選 | IPOでの失敗から学ぶ 次へ→ |