企業がIPOを行うメリット・デメリット
IPOが上場すると、「次は当選するといいな〜」とわたしはウキウキします。
企業(IPO承認された会社)も、ウキウキするのでしょうか?
企業側のメリット
企業がIPO上場するメリットは、大きくわけて3つ。
知名度・信用力のアップ | 厳しい審査基準をクリアしたので、信用力が高い。 |
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企業成長 | 知名度・信用力があがり、優秀な人材を確保しやすい。 |
従業員の士気アップ | 上場を果たしたことで、モチベーションがあがる。 |
企業が上場するには、証券会社と証券取引所による厳しい審査があります。
この厳しい審査を突破し、上場する企業は「知名度・信用力ともにアップ」しますね。
とくに、東証一部に上場すれば、信用力はグっとUPします。
東京証券取引所(東証)の種類 | |
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第一部 | 大企業が多い。上場基準が1番厳しい。 |
第二部 | 中堅企業が多い。第一部よりは、上場基準が緩やか。 |
マサーズ | 新興企業向け(ベンチャー企業など)で、比較的に上場基準が緩やか。 |
ジャスダック |
※新興企業とは…会社設立から日が浅く、規模や経営基盤などが小さい企業のこと。
知名度と信用力があがれば、企業の成長につながります。
営業や採用活動も円滑にすすみ、企業成長・従業員のやる気UPになるようですね。
企業側のデメリット
企業の成長につながるIPOですが、IPO上場のデメリットもあります。
企業の合併・買収(M&A)のおそれ | 資金力のある会社に、乗っ取られる可能性がある。 |
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事務量・経費の増加 | 会社の情報・有価証券報告書などの提出義務。 |
株主への配慮 | 株式の買占めなどに気をつける。 |
社会的責任が増える |
せっかく得た信用力を失わないように…。 |
前ページ(IPOのしくみ)で、上場している株は「全体の1%にも満たない」と学びましたが
このデメリットに注意して、あえて上場しない企業もあるようですね。
上場する企業も、メリット・デメリットはあるのですね。私たち投資家にとっての、メリット・デメリットも確認 しておきましょう。
