IPOのしくみ
魅力的なIPOで、株の売買ができるようになった「新入り」だと、簡単に説明しました。 もう少し具体的に、説明していきます。
図をみてもらうとわかりますが
- 【上場する前】社長や役員など、会社に関係のある一部の人だけ買える
- 【上場した後】個人投資家、外国人投資家、機関投資家たちも買える
このように、IPO上場後は、誰でも株を購入できるようになります。
個人投資家…一般の会社員や主婦、学生など。90%以上の人が、1,000万円以下で投資しているようです。
外国人投資家…日本国内の株の60%は、外国人投資家が所有しているようです。
機関投資家…銀行や保険会社など、ビジネスで投資している団体。
2021年現在、日本国内に株式会社は約172万社もあるそうです。
そのうち、株式市場に上場している会社は、わずか3,700社。
株の売買ができるのは、全体の1%にも満たないようです。
※
おしごとはくぶつかん(2019年4月現在)
個人的には、IPOとして上場する企業が増えてくれると嬉しいのですが・・・
儲けられるチャンスが、そのぶん増えますからね。
企業がIPOを行うには?
企業が「一般の方にも、株を売買してもらいたい」と思ったら
どのような流れで、IPOとして上場してくるのでしょうか?
ざっくりと、流れを確認しておきましょう。
- 証券会社による事前審査を受け、上場に適した会社かどうかチェック
- @の審査に問題がなければ、証券取引所が審査
- Aの審査に問題がなければ、上場が承認される
- 承認されてから約1ヶ月後に、上場
ちなみに、@で中心になっていた証券会社が、その企業の『IPO主幹事』になるようです。
主幹事が多い『SMBC日興証券』は、@の事前審査で中心になることが多いということですね。